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旅行用品研究所

海外旅行中のスマホの上手な使い方

日本で日頃使っているスマホ(スマートフォン)を海外に持って行くときはどうしたらいいのでしょうか。海外旅行中は、日本と同じような使い方をしたらパケット代もかさみますから、現地で販売しているSIMカードや、公衆Wi-Fiも活用したいところです。海外旅行での上手なスマホの使い方とあわせて、詳しく説明しましょう。

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海外でスマホを使うには

ドコモ、au、ソフトバンクのスマートフォンは、日本でふだん使っているものを海外でも使えます。日本国内で使用しているスマホの電話番号やメールアドレスはそのままで、提携している海外の通信事業者のサービスで接続します。これを国際ローミングといい、ドコモの場合は「WORLD WING」、auは「グローバルパスポート」、ソフトバンクは「国際サービス」という名称です。

いずれのサービスも、利用には簡単な手続きが必要です。料金も安くはありませんので、出発前に各事業者にご確認ください。一部機種は海外利用に対応していません。

海外利用の料金は?

スマホを海外で利用する場合の料金は、どの携帯会社でもだいたい同じです。ドコモを例に取ると、イギリスから日本にかけた場合、通話は1分180円程度で、日本からの着信は110円です。メールに関しては、SMSを使えば送信は50円、受信は無料です。他社でも値段の差はあまりありません。自宅への連絡など簡単な用件なら、こうした通話やSMSで十分でしょう。

データ通信の場合は、どの携帯会社でも25~30MBくらいまでとそれ以上で料金が分かれます。25~30MBまでで1,000円~2,000円程度。無制限でモバイルを使いたい場合は、どの会社もだいたい1日3,000円程度かかります

NTTドコモの海外データ通信

NTTドコモの海外利用では、「海外1Dayパケ」と「海外パケ放題」があります。「海外1Dayパケ」24時間で30MBを利用できます。メールやラインのチェックや簡単なサイト確認程度なら30MBで足ります。本格的にウェブサイトを見る場合は「海外1Dayパケ」にしたほうがいいでしょう。

auの海外データ通信

auの海外利用では「海外ダブル定額」があります。4GLTEの場合、約24.4MBまでと、それ以上の2段階で課金されます。メールやLINEチェックくらいなら24.4MBで足ります。

ソフトバンクの海外データ通信

ソフトバンクの海外利用では「海外パケットし放題」があります。25MBまでと、それ以上の2段階で課金されます。メールやLINEチェックくらいなら25MBで足ります。

現地SIMカードを使う

もっと安くしたい!という人は、日本から「SIMフリー」というスマホを持参して、現地でSIMカードを購入して利用する、という方法があります。「SIMフリー」の携帯・スマホは、量販店やアマゾンで打っています。

最近日本で増えている「格安スマホ」の端末も、基本的にはSIMフリーです。また、携帯電話会社の端末も、手数料を支払ってSIMフリーにすることができるものもあります。これを「SIM解除」といいます。

こうしたSIMフリー端末を持って行き、現地でSIMカードを購入すれば、現地の携帯電話会社を使って通話やデータ通信をおこなうことができます。現地SIMカードは空港で販売されていることが多いですが、出発前に確認しましょう。いろいろ手間はかかりますが、現地SIMは国際ローミングに比べ格安です。

注意点としては、SIMフリー端末にも周波数や電波方式の違いがあり、国や電話会社によって使えないことがあるということです。事前にその端末が訪問国の通信に適合するかどうかを調べておきましょう。

海外用携帯電話レンタルサービス

こうした手間が面倒くさい、とお考えの場合は、「海外用携帯電話レンタルサービス」も検討しましょう。現地対応した携帯電話を日本で受け取って、現地に到着したときにすぐ使うことができます。手続きは簡単で、レンタルサービス会社のウェブサイトから申し込んでおけば、成田空港で端末をすぐに受け取ることができます。

主な海外用携帯電話レンタルサービスには、モベル、グローバルセルラー、テレコムスクエア、JALエービーシーなどがあります。

海外の携帯電話会社の通話・通信料はさまざまです。同じ国でもプランにより大きく異なります。ただ、日本の携帯の国際ローミング「1日3,000円」よりは安くなるでしょう

モベル

海外携帯電話のレンタルと販売。短期間のレンタルのほか、海外旅行の時にだけ使うためのスマホも販売している。

モベルの海外携帯電話サービス

海外用レンタルWi-Fiルーター

海外用のレンタルWi-Fiルーターを日本で借りる方法もあります。ルーターがあれば、海外でも携帯電話通話エリアなら、インターネットにアクセスできます。携帯回線を使った通話はできませんが、インターネット電話ならできます。

レンタルWi-Fiルーターは事前に自宅に送付してもらうこともできますし、空港で借りることもできます。使用料は訪問国によって異なりますが、1日500円~1,000円程度が一般的です。1台のルーターでWi-Fi対応機器5台程度と同時接続することができるので、複数の機器を使用したい場合にはとくに威力を発揮します。ただ、荷物になります。

Wi-Fiルーターのレンタルを行っている会社としては、グローバルデータ、テレコムスクエア、エコムなどがあります。

グローバルデータ

「イモトのWiFi」で知られる海外Wi-Fiのパイオニア。ウェブで予約し、空港カウンターで受け取り、返却ができるシステム。手軽で低料金。

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