海外旅行保険の口コミと選び方
海外旅行では日本の健康保険は使えません。海外で怪我や病気をしたときに、海外旅行保険に入ってないと、高額の治療費を請求されることもあります。最近はクレジットカードに海外旅行保険が付帯していますが、十分な補償額とはいえない場合もあります。海外旅行保険は、出発前にきちんと確認して絶対に加入しておくべきでしょう。
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海外旅行保険で必要な保険内容とは
海外旅行保険の補償内容は、主に以下の6つです。かっこ内は、最低限必要と思われる補償金額です。
- 死亡後遺障害(1,000万円)
- 治療費用/救援者費用(1,000万円)
- 疾病死亡(1,000万円)
- 賠償責任(1億円)
- 携行品損害(30万円)
- 旅行事故緊急費用(5万円)
このなかで、自分の病気や怪我に関するものは、国にもよりますが、1,000万円の保障があればだいたい大丈夫です。いっぽう、賠償責任は、たとえばホテルの部屋を水ひたしにしてしまった、など不慮の出来事で数千万円のお金が必要になることもあります。したがって、賠償責任は1億円以上確保しておくべきです。
もっともお世話になりやすいのが、携行品損害です。これは盗難にあった場合などの保障です。30万円くらいあればカバーできます。
クレジットカードの旅行保険内容を確認する
最近はクレジットカードで海外旅行保険が付いているものも増えています。ただ、その補償内容はカードによってだいぶ異なります。
利用者の多いJALカードやANAカードの場合、年会費2,000円くらいの一般カードでは、治療費用は補償されません。ゴールドカードでも、JALゴールドのVISA/Masterで治療費用/救援者費用150万円、JCBでは治療費用300万円、救援者費用400万円などとなっていて、十分な補償内容とはいえません。そのほかのクレジットカードでも、1,000万円レベルの医療費を負担してくれるものはほとんどありません。
したがって、クレジットカードの海外旅行保険で大丈夫、などと信じていると、万が一の時に恐ろしいことが起こります。とくに治療費用の高い先進国に行く場合は、絶対に補償内容の十分な海外旅行保険に別途加入しましょう。
海外旅行保険のおすすめと口コミ
海外旅行保険を選ぶポイントは「保険料」と「事故後のケア」と言われます。ただ、現実問題として「事故後のケア」は、それなりに名の通った保険会社ならそう変わりません。口コミを総合すると、大手だから必ずしもケアがいいとは限らないですし、ケースバイケースです。
事故後のケアの代表は「キャッシュレスメディカルサービス」の対応病院の数ですキャッシュレスサービスに対応している病院では、旅行保険に加入していれば現金不要で治療が受けられます。この対応病院数は保険会社が国ごとに明らかにしているので、参考にするといいでしょう。
実際には、キャッシュレスメディカルサービスの対応施設数はAIUが圧倒的です。ただ、主要都市にしかいかないのなら、どの会社でもある程度は揃っていますので、あまり気にしないでも大丈夫です。したがって、ある程度の有名な保険会社のなかから、保険料の安い会社を選ぶのがよいといえるでしょう。保険料はネットでオーダーできる保険会社の方が安いです。楽天海外旅行保険が、さまざまなネット保険会社の保険を比較して入れるので便利です。
AIU
海外旅行保険の世界最大手がAIUです。AIUは世界的に知名度が高いので、現地で病院にかかるときなどにはキャッシュレスで受けられる病院が多く便利です。海外旅行保険で悩むのなら、まずはAIUはファーストチョイスでしょう。
東京海上日動
損害保険の日本のトップ企業といえば東京海上日動。AIUは外資系だから不安、という人には東京海上日動がいいでしょう。海外のキャッシュレスメディカルサービスも比較的充実しています。
ジェイアイ傷害火災
補償のカスタマイズ(フリープラン)がしやすい保険会社で、低価格プランが多く入りやすいのが特徴。価格のわりにケアはしっかりしている。AIU、東京海上が高くて…という人にはジェイアイがお勧めです。
損保ジャパン日本興亜
新・海外旅行保険「off!」は補償をオーダーメイド可能。旅行先・日数によって、保険料を決めるリスク細分型。オーダーメイド設計の選択肢が豊富で、クレジットカードにセットされている海外旅行保険の上乗せには便利です。