海外旅行での貴重品管理
海外旅行では、貴重品管理がとても大事です。ふだんより多くの現金を持ち運びますし、クレジットカード類も持ち歩くでしょう。パスポートもなくしたら大変です。
海外には、日本より治安の悪い国も少なくありませんから、貴重品はしっかり管理して、盗難などの被害を未然に防ぐことが大切です。ここでは、貴重品管理の方法を基礎から解説しましょう。
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貴重品には何がある?
最初に、海外旅行で持ち歩く貴重品をまとめてみましょう。貴重品には以下のものがあります。
- 現金(日本円、現地通貨)
- クレジットカード、国際キャッシュカード類
- パスポート
- ケータイ、スマホ
- ICカード類
- 自宅のカギ
現金、カード、パスポートの3つが三大貴重品です。ケータイ、スマホは貴重品とはいえないかもしれませんが、盗難にあうと金銭被害を伴うことがあります。ICカード類は、主に国内で使うSuicaやPASMOといったものです。海外では使わないですが、国内移動時に持ち歩いていることもあるでしょう。さらには自宅のカギも海外では使いませんが、旅行中に持ち歩くことになります。
旅行中使わないモノはなるべく持たない
まず、旅行中に使わないであろうもの、なくてもよいものはなるべく持たないのが鉄則です。SuicaやPASMOも、なくても空港まで行けるなら持たない方がいいです。ポイントカード類もなるべく持たないようにすることです。日本円の現金も、両替予定のもの以外は少なめにしておきましょう。クレジットカードなど、現金以外の手段をなるべく用います。
旅行中使わないものはどうする?
自宅のカギといった旅行中に使わないものは、移動中は貴重品袋に入れて持ち運び、ホテルに着いたらカギのかかるスーツケースに入れてしまいます。ホテルのセイフティボックスに入れてもいいですが、置き忘れたときの悲劇は国内旅行の比ではありませんので、あまりオススメしません。カギのかかるスーツケース類がない場合は、ホテル滞在中も持ち歩くといいでしょう。
パスポートは持ち歩く
パスポートも紛失が怖いので、スーツケースに入れてホテルに置いたまま街歩きをする人がいます。でも、これはNG。外国人(旅行中の私たちです)は、その国の滞在中にパスポートを常に所持しておくように決められています。国によっては歩いているだけで「パスポート見せろ」と言われることもあります。所持していなければ法律違反に問われてしまいます。ですから、紛失が怖くても、パスポートだけは海外旅行中は常に携帯してください。
現金、カード類は?
旅行中に使う現金、カード類は二つに分けます。一つは「その日使う予定があるもの」で、これはサイフなどに入れて出し入れしやすくしておきます。それを首から下げる貴重品袋やポーチに入れておくのがいいですが、イヤならポケットでもいいでしょう。いずれにしろ、その日使う予定以上の現金やカードは入れません。盗難にあっても最小限の被害で済みます。
現金やカード類のうち「その日使う予定のないもの」は、腹巻きのような出し入れしにくい位置の貴重品袋に入れてしまっておきましょう。予備のクレジットカードもこの中です。
リスク分散の視点としては、さらに「予備の現金・カード」は、カギのかかるスーツケースに入れてしまう、という方法もあります。貴重品は常に身につける、という原則からは外れますが、予備の少額の現金や使う予定のないカードは、スーツケースにしまってホテルに置いておく、というのも一つの考え方です。ただし、大金は絶対にスーツケース内に入れっぱなしにはしないように。
治安の悪い国に行くときは?
アフリカや南米の治安の悪い国に行く場合は、さらなる備えが必要です。足首にまく貴重品袋を併用したり、靴の中に100ドル札を1枚入れておくなどの方法を使います。ただ、これは身ぐるみをはぐ強盗に遭った場合など、本当に万が一の時に備えてのことです。欧米やアジア諸国で一般的な旅をする場合は、ここまでする必要のある国は少ないでしょう。
貴重品袋を選ぼう!
いずれにしろ、海外旅行に行く場合は、貴重品袋が必要です。その選び方や口コミをご覧になりたい方は、こちらへ!
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