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海外旅行は現金とカード、どっちを使う?

海外旅行に行く場合、お金の所持方法はおもに3つあります。現金、クレジットカード、国際キャッシュカード(国際プリペイドカード含む)です。ここでは、その有利不利や、安全性についてを考えてみましょう。

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レートが有利なのはクレジットカード

両替レートの視点でみると、有利なのはどれでしょうか? おおざっぱにいって以下の順になります。

  1. クレジットカード(キャッシング)
  2. 現金
  3. 国際キャッシュカード

クレジットカードは手数料がかかるが…

クレジットカードは、海外ではそのまま買い物に利用できますし、ATMのキャッシングで現金を引き出すこともできます。この際、キャッシング手数料(いわゆる利子)を取られますが、為替の換算レートは有利な場合が多いです。手数料を勘案しても、クレジットカードのキャッシングが一番レートがいい、ということになります。

現金はレートが悪いが便利

現金の換算レートはクレジットカードより悪くなりますので、そのぶん不利です。キャッシング手数料(利子)の金額を考慮に入れても、クレジットカードよりも現金両替は不利なことが多いです。ただし、利便性はどれよりも高いです。クレジットカードが使えないような場所でも、米ドルの現金があれば使えることもあります。

国際キャッシュカードは引き出し手数料が高い

国際キャッシュカード(国際プリペイドカード含む)は、あらかじめ口座にお金を入れておき、海外で現地通貨でそれを引き出す仕組みです。引き出し時の換算レートは現金と大差ありません。そのうえに引き出し手数料を取られます。これが結構高額です。したがって、全体的には最も不利な両替になってしまうことが多いです。

トラベラーズチェックは販売終了

少し前まで、海外に現金を持っていく手段として、トラベラーズチェックもありました。トラベラーズチェックは、アメリカでは現金とほぼ同様に使えましたし、購入時の為替の換算レートも有利なので、全体的に現金よりもお得でした。

2014年3月に日本国内でのトラベラーズチェックの販売が終了し、日本で購入することができなくなりました。世界的にもトラベラーズチェックが使える両替所は限られてきています。そのため、トラベラーズチェックは、旅行者が一般的に使う手段ではなくなりました。

安全性ならクレジットカード

では、次に安全性の視点でみると、有利なのはどれでしょうか? おおざっぱにいって以下の順になります。

  1. クレジットカード
  2. 国際キャッシュカード
  3. 現金

クレジットカードは保険が下りる

クレジットカードは、紛失して不正使用されてしまった場合には保険がおりますので、その意味では安全です。ただし、スキミングの被害に遭った場合や暗証番号を知られてしまった場合などは、保険が下りないこともあり、その場合の被害金額は膨大になる可能性もあります。有名クレジットカード会社なら、紛失時に現地にて緊急再発行をしてくれる場合があります。

国際キャッシュカードも保険が下りる

国際キャッシュカードもクレジットカード同様、保険で被害がカバーされる場合もあります。ただし、クレジットカードのような現地での緊急カード発行・緊急キャッシングサービスなどの利用はできません。

現金の安全性は?

いうまでもなく、現金は盗難の被害にあったらそれっきりです。

現金とカードを組み合わせて持っていくのがベスト

まとめると、訪れる国や通貨、カードのブランドによって有利不利は異なりますので、気になる方はよく調べていきましょう。それが面倒な方は、「クレジットカード、現金」を適度に組み合わせると良いでしょう。国際キャッシュカードは、両替の手段としては有利とはいえません。

ただ、国際キャッシュカードは日本からお金を送ってもらうのには便利です。たとえば海外でお金がなくなったとき、日本の両親などに頼んで日本の口座に入金してもらえば、海外でそれを引き出せます。つまり送金機能としては、国際キャッシュカードは優れています。万一に備えて持って行くのはいいでしょう。

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